- 決まったものしか食べなくなった
- 白米だけは食べるのに、おかずは見ただけで拒否
- 昨日食べたものを今日は食べない
- ご飯は残すのに、お菓子は欲しがる
2歳児の食事の悩みって尽きないですよね。
この記事では「ご飯の時間をラクにすること」を目指して、助産師ママの私が実際に試して負担やイライラが軽くなった工夫を紹介します。
7つの工夫は以下になります。
- 食感や食材の大きさを変えてみる
- 食卓が整う前に味見係をお願いする
- 食べられるものに挑戦食を少し添える
- 好きなキャラクターを取り入れる
- 20〜30分で「今日はここまで」にする
- 手作りを休む
- イライラするときは一旦食卓から離れる

より詳しく知りたい人は読み進めてみてくださいね。
2歳児がご飯を食べないときにすぐに試せる7つの工夫
「どうしたら食べてくれるの…」と悩んだわが家が実際に試し、子どもとの食事時間が少しラクに感じられた7つの工夫をご紹介します。
できるものから取り入れて、その後は子どものペースに任せてみましょう。
①食感や食材の大きさを変えてみる
同じ食材でも調理法を変えると食べてくれることもあります。
奥歯が生えそろう3歳頃までは、食材の硬さ・まとまりやすさ・皮や繊維が気になりやすい時期です。
また、子どもによって食感の好みも変わるので、反応をみながら調整しています。
具体的な調理法・食材の工夫の例をご紹介します。
- 肉や野菜の繊維を断つように小さく切る
- ブロッコリーや根菜をより柔らかく煮る
- さつまいもやパンなど、パサパサする食材にはスープやヨーグルトを添える
- 煮る・蒸すなどの調理法から揚げ焼きにしてみる

娘は肉じゃがやカレーのじゃがいもはほとんど食べませんが、揚げ焼きにしてみると食べてくれました。
②食卓が整う前に味見係をお願いする
食卓では拒否する料理でも、調理中に「味見をお願いできる?」と渡すと、口にすることがあります。
食事として出される前なら、子どもにとっても構えずに試しやすいのかもしれません。
娘はバナナをカットして出しても食べませんが、食卓に座る前に「かじってみる?」と促すと食べてくれることがあります。
ただし、味見も断られたらそこで終了しましょう。
「食べられたら成功」ではなく、食材に触れる機会を作れたら十分です。
③食べられるものに挑戦食を少し添える

子どもが食べられるものを1品用意し、その隣に、まだ食べないものをひと口分だけ添えます。
新しい食べ物は受け入れられなくても、繰り返し食材に触れることで受け入れやすくなると言われています。※2
挑戦食は食べなくても構いません。無理強いせず、見る、触る、においをかぐといった経験も一歩と考えましょう。
すぐに食べられるようになるとは限りませんが、食材に触れる機会をなくさないことが大切です。
わが家でも、保育士さんから「食べないものも、食卓には出した方がよい」と教えてもらいました。
それからは、絶対食べない葉物やトマト、にんじんも出すようにしています。

食べないと決めつけて出さないのではなく、少量だけ添えることがポイントです。
毎回食べるようになったわけではありませんが、「今日は口に入れなくても、見られたからOK」と思うと、少し気持ちが楽になりました。
もし初めて食べられたら、ひと口試せたことを具体的に認めてあげましょう。

「食べられたね」「初めての味を試せたね」「座って食べられているね」などと伝えると、得意気になってくれます。
④好きなキャラクターを取り入れる

好きなキャラクターのお皿を使ったり、食べ物をキャラクターになぞらえたりすると前向きに食べてくれることがありました。
単に「食べて」と促すより、遊びの延長として食べ物に興味を持てたようです。
わが家では、カレーを食べた娘が「カレーを食べると、カレーパンマンが笑うね」と話すことがあります。
お皿の底にキャラクターがいるので、キャラクターに会うために頑張って食べることもありました。
ただし、毎回効果があるわけではありません。
「食べないとキャラクターが悲しむよ」と責める言い方は避けて、子どもが楽しそうなときだけ取り入れています。

下にきょうだいがいるので「〇〇も食べているね」「一緒に食べてみる?」と伝えると、気持ちが動くこともありました。
⑤20〜30分で「今日はここまで」にする

食事が進まず遊び始めたときは、20〜30分をひとつの目安に切り上げてみましょう。
ただし、子どもが自分のペースで食べ続けている場合は、急いで片付ける必要はありません。
無理に口へ入れる、食べ終わるまで長時間座らせることは避けましょう。
娘は食事に飽きてくると、コップの水でチャプチャプ遊んだり、食べ物を混ぜるだけで口に入れなかったりすることがありました。
そんな時は、食事で遊ばないようにすぐに片付けるようにしました。これが親の心の安定にもつながります。

感触遊びが大好きな時期なので遊びたくなってしまうんですね。なるべく余裕がある時に、食事以外で水遊びや砂遊びに付き合うようにしています。
⑥手作りを休む

今日すでに疲れているなら、まず手作りを休む選択でも大丈夫です。
冷凍食品や宅配サービス、スーパーのお惣菜など、温めるだけ・並べるだけの作業にすると、心にゆとりが生まれます。
「何だったら食べてくれるんだろう」と献立を考えるだけでも疲れてしまいますよね。
また、せっかく作った料理に手をつけずほとんど残されると「頑張って作ったものほど食べない」「作るのが馬鹿らしい」と感じることがあります。
料理を手作りしてあげたい気持ちもありますが、自分の余裕を作って楽しい食卓を目指すのも一つの方法です。

どうしても栄養が心配な日は、チーズやしらすなど、娘も好きですぐ出せるものを常備しておくと少し安心でした。
⑦イライラするときは一旦食卓から離れる

どうしてもイライラするときは、子どもの安全を確認してから、食卓から離れてみましょう。
保護者が1人の場合は、子どもの口に何も入っていないことを確認してハイチェアから下ろすなど、まずは安全を確保します。
パートナーがいるときは、食事の見守りを交代してもらうのもいいでしょう。
気持ちが落ち着くまで深呼吸して、食卓から離れる時間を作ってみてください。
また、食べさせることではなく「今日も食事を準備して安全に終えられた」ところを目標にして、食べなかった日もできた自分を褒めましょう。
親ができるのは、食事を用意するところまでです。
食べるかどうか、どのくらい食べるかは子どもに任せてみましょう。

今日も親子で食卓を囲んだ!これだけでも十分です。
7つの工夫のために気をつける4つのポイント
7つのすぐできる工夫を実施するために、日々の生活で気をつけたい考え方や余裕がある時に取り入れられるポイントを4つまとめます。
①1食ではなく数日〜1週間で考える
2歳児がご飯を食べないときは、1食だけではなく数日間の様子を見てみましょう。
国の支援ガイドでも、小食やむら食いは1週間程度の状況と成長経過から考えるよう示されています。※1
幼児は1食ごとの食べる量にはばらつきがあり、数日かけて調整していることがあります。
実は、数口でお腹が一杯になってしまうことも。
「これだけしか食べてないのにどうしよう」と感じるときもありますが、1回の食事で必要な栄養を摂ろうと焦らなくて大丈夫です。

まずは「一口食べられた」「昨日より座っていられた」くらいに目標を低くしてみましょう。
②ご飯の時間にお腹が空くように調整する
数日見ても食事が進まない場合は、食事前にお腹が空いているかも確認してみましょう。
2歳児は胃が小さいため、おやつ自体は必要なものです。
ただ、夕食の直前までお菓子や牛乳、ジュースをだらだら摂っていると、夕食の時間にお腹が空きにくくなることがあります。
午後のおやつは夕食の2時間くらい前までに済ませ、食事までの間隔を少し整えてみましょう。
わが家では、余裕があるときに公園や散歩へ出かけ、食事前に自然とお腹が空くようにすることもあります。
③食卓の外で食材に触れる

食事中に「食べて」と促すだけでなく、普段の生活で食材に興味を持つきっかけを作ることも大切です。
わが家では、野菜が登場する絵本『やさいさん』を読んでいます。
また、散歩中に田んぼから出た芽を見つけたときは、「これが大きくなると、お米になるんだよ」と話しました。
普段はトマトを全く食べない娘が、おばあちゃんの家で実っているミニトマトには興味を示し、カットしたトマトを口に入れたこともあります。
「大きくなったらお米になるね」「トマト、できてたね」と話すようになり、食材そのものに興味を持ってくれていました。
すぐに好き嫌いがなくなるわけではありませんが、食べ物を「食べなければならないもの」ではなく、「見てみたい、触ってみたいもの」に変えられると感じました。
④買い物や簡単な調理を一緒にする
買い物や調理のお手伝いを子どもにお願いすることも、食事への興味にもつながります。
わが家では、こんなお手伝いを依頼しています。
- 買い物で「〇〇を取って」「〇〇ちゃんが選んで」とお願いする
- お米を研ぐ
- 玉ねぎやとうもろこし、バナナ、ゆで卵などの皮をむく
- 枝豆をさやから取り出す
- キャベツをちぎる
- ホットケーキの生地を混ぜる
食事の際には「一緒に買いに行ったよね」「〇〇がペリペリしたキャベツ?」と反応してくれて、食材に興味を持ってくれていると感じます。

時間や手間はかかるので、余裕のあるときだけチャレンジしています。
2歳児がご飯を食べないのは珍しくない

2歳児がご飯を食べないのは、さまざまな原因が重なり合うためです。
- イヤイヤ期の自我の芽生え
- 遊び食べ
- 新しい料理への警戒
- お腹が空いていない
たとえその食材が嫌いでなくても、よくわからない物は避けたいという心理が働きます。
また、食欲や好みに日ごとの波もある時期です。
2歳ごろの子どもの食事について、約3人に1人の保護者が偏食やムラ食いに悩んでいると示されてます。※1

よくあることなので、罪悪感や焦りを感じなくて大丈夫です。
まとめ|2歳児が食べないときは親子が消耗しないことを優先しよう
2歳児がご飯を食べないときにすぐに試せる工夫として、以下の7つをご紹介しました。
- 食感や食材の大きさを変えてみる
- 食卓が整う前に味見係をお願いする
- 食べられるものに挑戦食を少し添える
- 好きなキャラクターを取り入れる
- 20〜30分で「今日はここまで」にする
- 手作りを休む
- イライラするときは一旦食卓から離れる
今回取り上げた方法は、わが家でも毎回効果があるわけではなく、いくつかを日々組み合わせています。
ぜひ、取り入れられるものからやってみてください。
2〜5歳ごろは、食欲や食べる量に波が出ることもあると言われ、子どもが食べない時期は多くの家庭が経験することです。※3
いつか食べるようになるまで、親子とも無理せず食事の時間を過ごしましょう。
今しかない時間を穏やかに過ごせるお手伝いになれば嬉しいです。
ママもパパも、無理しないようにしてくださいね!
この記事で参考にした資料
※1 こども家庭庁「幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイド」
https://sukoyaka21.cfa.go.jp/media/tools/s04_nyu_gai003.pdf
※2 Spillら「乳幼児に対する食品の反復提示に関する系統的レビュー」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30982874/
※3 カナダ小児科学会「偏食児:食べない幼児や未就学児に関するレビュー」
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3474391/

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